朝立ちしない日が続くと不安ですよね。
「ついに自分もEDになってしまった」と、男の自信を失いかけている人もいるかもしれません。
実際、朝立ちしない日が続くのはとっても危険なんです。
この記事では、朝立ちしない理由と朝立ちを維持する方法を徹底的に解説しています。
併せて朝立ちのそもそもの役割についても紹介しているので、ぜひチェックしてください。
目次
朝立ちしないペニスの放置は危険!
朝立ちしないペニスを「歳のせい」にして、放置するのは危険です。
というのも、朝立ちしないのはあらゆる病気の予兆だと言われてるから。
人体でいちばん細い動脈はペニスにあり、直径は1~2ミリ。動脈硬化もそこから始まり、やがて心臓や脳の血管へと進んでいくそうです。朝立ちがごぶさただと、糖尿病などのメタボリック症候群の症状が進行している場合もあります。
「やがては、アルツハイマー病やロコモティブシンドローム(運動器症候群)へとつながっていきます」
ペニスを構成している海綿体は、無数の毛細血管でできています。
そのため血管組織に関わる病気の場合、真っ先に症状が出やすいんですよね。
と言っても、1日2日朝立ちが起きないことは健常な人でも起こり得ます。
もし1週間以上連続で朝立ちしなくなったら、早急にお近くのED専門クリニックもしくは泌尿器科を受診しましょう。
そもそも朝立ちとはなぜ、何のために起こるの?
そもそも朝立ちとはなぜ、なんのために起こるのでしょうか。
実は、朝立ちは「朝に起こる」ワケではありません。
寝ている間、レム睡眠が始まるたびに勃起を繰り返しているんです。
レム睡眠は寝ついてから1〜2時間ほどで出現し、以後平均して約90分周期で一晩に4~5回出現する。
(中略)陰茎勃起はレム睡眠とほぼ同時に始まる。レム睡眠に入ると自律神経の影響で陰茎の深部を通る動脈が拡張して海綿体(陰茎内のスポンジ状の組織)内に血液が流入して陰茎が膨大する。
人間は寝ている間、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返すことで、記憶の定着や疲労回復を図っています。
その中での朝立ちは、純粋な生物学的な反応であり、正常に睡眠が行われている証でもあるワケです。
朝立ちは元気のバロメータ
朝立ちは元気のバロメータと言われることもあります。
実際「朝立ちの有無」で健康検査が行わることもあるんです。
心因性の勃起不全(Erectile Dysfunction;ED)と、神経や血管障害などによる構造的な異常による(器質性)EDの鑑別診断のために睡眠検査が行われることがある。
朝立ちしないのは、EDの他にもさまざまな病気の可能性が考えられます。
朝立ちの有無をチェックすることは、自分の健康状態をチェックすることと同義なんですね。
朝立ちしない理由
朝立ちしないのは、主に3つの理由が考えられます。
どれか一つが原因になっている場合だけでなく、二つ以上の原因が重なって生じる場合も。
それぞれチェックしましょう。
過度なストレス・疲労
過度なストレス・疲労によって、朝立ちが妨げられているかもしれません。
そもそも勃起とは、リラックスしている時に起こる現象。
副交感神経が活発に働くことで、ペニスを構成する海綿体という血管組織に血液が流れ込んで生じます。
しかし日頃の生活でストレスや疲労が蓄積していると、副交感神経が上手に働きません。
逆に興奮を司る交感神経が活発になったままなので、勃起が生じにくくなるんですよね。
そんな状態では朝立ちも起きにくくなります。
加齢による血流の悪化
加齢による血流の悪化が、朝立ちを妨げている場合も。
前述したように勃起とは、海綿体に血液が流れ込んで起こる現象です。
そのため血流が悪いと、十分な血液が流れ込まず勃起しにくくなるんですよね。
そんな血流は、加齢とともに悪化しがちです。
その理由が加齢による血管の老化。
「人は血管とともに老いる」といわれる通り、加齢とともに血管は老化します。
(中略)若い血管はしなやかですが、老化すると弾力を失って硬くなります。すると、血流が悪くなり肌や髪のトラブル、肩こりや腰痛、冷えなどの不調が現れます
血管が歳とともに衰えた結果、朝立ちしにくい体になってしまうワケですね。
加齢によるテストステロンの分泌量の減少
加齢によって悪化するのは血流だけではありません。
テストステロンの分泌量も減少し、それが朝立ちを妨げている可能性もあります。
テストステロンの減少によって朝立ちしなくなる疾患を、男性更年期障害と言います。
男性更年期障害は、男性が年齢とともに男性ホルモン(テストステロン)が徐々に低下することによって、性機能低下や精神神経症状などの諸症状があらわれる疾患です。
テストステロンは男性ホルモンの一種で、男性機能の働きを大いにサポートしているホルモンです。
20代をピークにテストステロンの分泌量は減少。
40代を超えると、誰もが男性更年期障害に陥るリスクがあるんですよね。
症状の一つとして、朝立ちがなくなってしまった可能性が考えられるワケです。
朝立ちペニスを維持する方法
朝立ちしない状態が続くのは重大な病気である可能性が高いので、早急にクリニックを受診しましょう。
ここからは、朝立ちペニスを維持する方法を紹介していきます。
「一週間に1~2回、朝立ちしない日がある…」という人は、しっかりチェックしてください。
高負荷のトレーニングを行う
高負荷のトレーニングを生活習慣に取り入れましょう。
高負荷のトレーニングは、テストステロンの分泌促進が期待できます。
筋トレなど筋肉に強い負荷を与えると,
テストステロンというホルモンの分泌が促進される
また鍛えるなら下半身トレーニングが有効。
ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれるほど、血液を体中に送り込むポンプのような働きを持っています。
要するにここを鍛えれば、歳を重ねても海綿体に流れ込む血液量をキープできるワケ。
その結果、さまざまな血流障害のリスクを下げることが期待できます。
ふくらはぎを鍛えるなら、カーフレイズがオススメ。
いわゆる「つま先立ち」ですね。
肩幅に足を開いて、30~50回ほどつま先立ちを繰り返しましょう。
カーフレイズはスキマ時間にどこでも実践できるので、積極的に取り組んでみてください。
質のいい睡眠を取る
質のいい睡眠を心がけて、朝立ちを維持しましょう。
質のいい睡眠は成長ホルモンの分泌を促し、テストステロンを生成してくれます。
十分で深い睡眠、ノンレム睡眠は成長ホルモンを分泌させ、一日頑張った身体のメンテナンスをしてくれます。
(中略)この成長ホルモンがしっかり分泌されると、精神的・肉体的な健康が得られ、正常な男性ホルモンの分泌、精子の製造につながるのです。
日頃からテストステロンの生成を促す睡眠を取ることで、加齢による影響の軽減が期待できるワケですね。
質のいい睡眠を取るために、以下の点に気を付けてください。
- 7時間以上の睡眠を取る
- 毎日決まった時間に寝て起きるようにする
- 寝る1時間前からはスマホ・テレビなどを見ない
- 40℃以下のぬるま湯に10~20分ゆったりと浸かる
これら4点を意識して、日頃から十分で深い睡眠を目指しましょう。
食生活を工夫する
食生活を工夫すれば、朝立ちしやすい体を作ることができます。
わたしたちの体は、普段食べているものでできていると言って過言ではありません。
食べ物を工夫して、朝立ちしやすい健康的な体を守りましょう。
以下の食材を積極的に摂取してください。
- スイカ
- メロン
- きゅうり
- ニンニク
これらの食材には、血流促進効果が期待できる「シトルリン」が豊富に含まれています。
シトルリンは男性機能と関りが深く、EDを改善させる可能性があるとも言われているんですよね。
このシトルリンは、体内で動脈などの血管を弛緩させる物質である一酸化窒素:NOの産生に関連し、 EDを改善させる可能性が報告されています。
(中略)このスイカやメロンなどに含有されるシトルリンのED/勃起不全改善効果は、 去勢されたラットなどの動物実験によって研究室レベルで確認されています。
シトルリンは多くの男性向けサプリにも含まれているので、食べ物からの摂取が困難な方は、ぜひそちらも検討してみてください。
朝立ちしない日が続くなら、お近くのクリニックに相談を
朝立ちの減少は、自覚してもなかなか他人に相談しずらいと思います。
ですが放っておくと「実は病気の予兆だった…」ということもあるので、手遅れになる前にお近くのクリニックに相談しましょう。
最近ではED専門のクリニックもあり、気軽に相談できる病院も増えてきました。
朝立ちは元気のバロメーター。
少しでも不調を感じたら、すぐに対処するのがオススメですよ。
「一週間に1~2回朝立ちしない日がある…」という人は、今回ご紹介した朝立ちペニスを維持する方法を実践してください。